羽毛ふとんのこと-5
羽毛はグース?ダック?どっちがいいの?

上質の羽毛はグースでもダックでも〈軽く、暖かく、ムレにくい〉といった優れた機能があります。
羽毛ふとんの大きな役割りは最適な保温力です。
それは、お布団の中に十分な空気を蓄える力です。
寝ている時に身体の周りにどれだけの空気の層を作るかで暖かさが決まります。
ダウンボールが大きい方がより多くの空気を蓄える力があります。
ダウンボールが小さい場合、一つ一つのダウンボールが蓄える空気が少ないため、多くの羽毛を充填する必要があります。
グース(ガチョウ)はダック(アヒル)よりも、身体の大きな水鳥です。
そのためダックダウンでグースダウンと同じかさ高を出すにはたくさんの羽毛を充填する必要があり、少し重くなってしまうのです。
一つ考えてみてください。
羽毛ふとんのシングルは一般的に上質のグースでおおよそ1.7kgくらい、ダックでおおよそ2kg前後です。(生地のクオリティーも違いますからね。)

以前「カタルネYUINE」で書いた通り綿わたふとんのシングルは約6kgです。
この重さの違い、なんと1/3以下なのに、高い保温力を持つのが羽毛なのです。
グースの羽毛ふとんは気持ち良くて軽くて暖かい上質の寝心地です。素晴らしいおふとんです。
でも、多少の重さは気にならない方ですと、ダックも十分に気持ち良い羽毛ふとんといえますね。これで十分って感じられ、ちょっと気を使わなくても使いやすいという安心感もありますよね。
だから、当店では厳選されたダックの羽毛ふとんもラインナップに入れお勧めしているのです。羽毛ふとんに何を求めるかですよね!